<水産・観光>
「大志を抱け」で知られる北海道大学の、水産科学研究院の歴史は、1907年(明治40)に本学の前身である札幌農学校に水産学科が設置されたことに始まります。本研究院では、「持続可能性水産科学」を掲げて多様な教育・研究を行っています。

活動内容
座礁事故による沿岸インパクトについて、科学的な理解に基づいたうえで、事故以前からモーリシャスの沿岸漁民を悩ませてきた水圏資源の不確実性と共有財としての利用状況の課題の解決、また厳しい漁家経営の改善に取り組みます。生態系への理解をベースとした持続可能な水圏資源の利用とバリューチェーン開発をもとに、水面・水中レクリエーションや教育、文化的な普及支援を含めた未来志向の総合的な水圏資源利用開発を行います。現地ステークホルダーは、プロジェクト専門家からの科学的助言のもと、参加型活動を通じた日・モ両国の研究者、学生との協働と、近年発達著しい携帯端末のフィールド活用による水圏資源の把握と理解、遠隔・現地ハイブリッド型の指導普及を行います。加えて漁場やツアー対象の確認、漁獲・利用、加工やオプション立案、販売に至るバリューチェーン要素の能力強化を行い、現地ステークホルダーとともにモーリシャスの生態系サービスと地域資源に基づいた自走型の開発モデルを提案します。
活動期間
2022年より5年間
活動報告書
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